◆明治安田J1リーグ ▽第15節 柏1―0清水(6日・三協F柏)

 柏はホームで清水と対戦し、1―0で勝利した。

 柏の元鹿島コンビが躍動した。

0―0の後半7分、MF仲間隼斗がDF古賀太陽のスルーパスに抜け出すと、グラウンダー性の左クロスを上げる。FW垣田裕暉が滑り込みながら右足で合わせて、ネットを揺らした。名古屋戦(2〇1)を終えてからチームで重点的に取り組んでいたというクロスから得点を奪い、清水を破った。

 今季チームトップの4点目を記録した垣田は「あそこに来ると思って走っていた。クロスを合わせるのは自分の得意な形」と笑顔を浮かべた。アシストしたMF仲間は「垣田は垣田。どんなことも惜しまず、100%でやってくれる選手。あの体格であのスピードがあって、ゴール前の迫力がある。それが今はすごくフィットしている」とたたえた。

 垣田は16年のトップ昇格から金沢、徳島、鳥栖への期限付き移籍を経て昨年の7月まで、仲間は22年から24年までの3年間、鹿島で過ごした。古巣は現在5連勝で首位固めに入っている。1試合少ない2位の柏は、首位の鹿島と勝ち点4差で推移しており、垣田が「鹿島は今年強い。

しっかりとついていかないと。離されないようにしたい」と言えば、仲間も「常に首位に足音を聞かせるのは続けていきたい。直接対決もまだあるので、勝ち点3くらいの間にはずっといたい」と言葉に力を込めた。

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