◆明治安田J1リーグ▽第15節 神戸1―3C大阪(6日・ノエビアスタジアム)
C大阪が先取点を許しながら3発で逆転し、今季初の連勝を飾った。MF上門知樹は今季初得点となる同点弾で勝利に貢献した。
序盤は神戸に流れを握られた。前半45分、勢いのままFW宮代大聖に得点を奪われ、先制を許す。しかし直後の同アディショナルタイム。上門はMF喜田陽の浮かせたパスに合わせて相手DFの裏へ飛び出すと、ダイレクトで左足を合わせて今季初得点をマークした。ワンチャンスをものにしたチームは1―1で迎えた後半でさらに2ゴールが生まれ、2試合連続の逆転勝ちを収めた。
試合後には「前半を1―1で終わるのと、0―1で終わるのは全然違う。トラップしようか迷ったんですけど、一瞬の判断で振り抜きました」と華麗なダイレクトボレーを決めた場面を振り返った。3日の前節・京都戦(3〇2)後には「次は得点を」と話していた上門。有言実行のゴールに「今日結果が出たのでここから得点を取れるようにやっていきたい」と胸を張った。
同じく今季初得点となるMF柴山昌也の勝ち越し弾には、「最後仕留め切れていなかったのは本人が一番分かっていたと思う。それでも全体練習が終わっても自主練で同じ形を何回も何回もやっているのを見ていたので。シバが打った瞬間『入る』と思いましたし、シバの努力のたまものだと思う」と笑顔で喜んだ。