◆明治安田 J2リーグ▽第14節 千葉1―2大宮(6日・国立)

 3位・大宮は首位の千葉を下し、3試合ぶり勝利を挙げた。前半5分、CKからパスをつなぎ、FW豊川雄太が右足で先制ゴール。

前半23分に追いつかれたが、後半8分に、右サイドからFWカプリーニが中に入れ、相手オウンゴールを誘い、勝ち越した。その後は退場者を出して10人となった数的不利の千葉に押し込まれる展開が続いたが、最後までゴールを割らせなかった。

 大宮・長沢徹監督は「今日5万人近くの人が入って、大宮も8000人近くのサポーターが入ってくれた。笑って帰ってもらえるのでホッとしている。ゲームの方はうちに運があったかなと。素晴らしい立ち上がりで入り、デザインしたセットプレーで一つ(得点を)取ってゲームを進めた。その後、豊川がもう一発(チャンスを)持ってきたが、決定機を外すと、流れが暗転してしまった。今のジェフさんの本当の力を、そこから少し引き出したような前半となったが、よく耐えた。後半は最初からリスクを取ると決めていた。後ろの人数を減らして前に行って、打ち合いをやりましょうと考えていた。いろんな状況があったが、焦らず、勝利だけを目指してよくやってくれた」とうれしそうに振り返った。

 指揮官は「去年の今頃では、まったく想像できない状況で戦っている。

彼らの勇気、勇敢さが今このポジションに導いている。さらにRBらしく、『ハードワークは才能に勝る』という、私が原さん(原博実社長)と一緒にザルツブルクに行った時にロッカーに書いてあった言葉を、彼らがしっかりと体現してくれた。選手に感謝している」とたたえ、ミーティングでも同様に話をしたという。「次は仙台戦(10日・ホーム)が来るので、しっかり3日間整えてぶつかっていきたい」と力を込めた。

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