3日(日本時間4日)に閉幕したアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で準優勝したJ1・川崎が7日、リーグ戦の鹿島戦(11日・国立)に向けて練習を再開した。長谷部茂利監督は、これまでのクラブ最高位だった8強を大きく塗り替えた今回のACLEでの戦いを「勝ち上がって最後の試合までいられた、非常に有意義な大会だった。

若手やベテラン、多くの選手がプレーできた。決勝戦の雰囲気も。ああいうところでピッチに立つことは大きな経験になるので、良かった」と振り返った。

 選手には「リーグで連戦になるので、それぞれが良い準備をして、出た時に活躍できるように」と話したといい、「選手は切り替えていると思います」と明かした。現在、首位の鹿島より3試合少ない状態で勝ち点13差の14位。「勝って、勝ち点3を積んでいかないと。試合数が少ないのもあるが、遅れをとっているので、離されないようにしなければいけない」と必勝を誓った。

 相手の鹿島は、昨季まで川崎を8年間指揮し、リーグ4度を含む国内主要タイトル7冠に導いた鬼木達監督が率いる。長谷部監督は「このタイミングでといううれしい気持ち。今トップで連勝していて、非常に難しいゲームになると思うが、楽しみ」と語った。ACLEでの中2日での3連戦から、リーグ戦に向かって切り替え、またも連戦に臨む。「メンタル面とフィジカル面、両方(良い状態に)持っていくのは難しい」とコンディション調整の難しさも覚悟の上だが、「元監督さんでみんないいプレーをしたいだろうし、国立でもできる。

我々はサウジから帰ってきてというところなので、できる限り最大値を出せるようにするのが一番大事。それぞれが感謝の気持ちを持ちつつも、チーム同士が試合をするので、そのゲームに集中できるようにしてもらいたい」と強調した。

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