FC東京のMF東慶悟が9日、東京・小平グラウンドで練習後に取材に応じた。現在、J1通算399試合に出場する34歳のベテラン。

次戦出場すればJ1史上34人目となる通算400試合出場の大台に到達する。

 東は「プロとしてこの数字は今までやってきた成果。本当にうれしく思うし、自分のやってきたことが間違いではなかったなと自信にもなる」と心境を明かした。2009年の大分在籍時にJ1初出場を果たすと、大宮を経て、2013年からはFC東京でプレー。長年試合に出続けてきたことについて「僕の中ではいろんな葛藤や後悔がありながらここまで来た。その都度良い経験となって成長してきている。日頃からサッカーを頭に入れながら生活し、つらいなと思う瞬間もあったが、サッカーに真剣に向き合ってきた」とプロとしての矜持(きょうじ)を口にした。

 FC東京の現役選手ではDF森重真人(496試合)に次ぐ、出場数を誇る。今季は7試合に出場。早ければ、チームが初の連勝を目指す10日の神戸戦(味スタ)で「400戦」の金字塔を打ち立てる。背番号10は、このチームで達成する意義について「300試合以上、このチームで出場して責任も感じてきたが、貢献もしてきたと自分でも思っている。本当に素直にうれしいし、この先も積み重ねていきたい」と思いを語った。

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