サッカー日本代表の森保一監督が9日、東京ビッグサイトで開催されたビジネスパーソン向けの講演で登壇した。代表チームが団結するための3つの約束事について語り、〈1〉時間を守る、〈2〉チーム内の問題はチームで解決する〈3〉SNSの発信に気をつける―ことを挙げた。

 「チーム内の問題―」に関しては「建設的な意見でお互いに話し合うこと」が前提とした。「SNSの発信」については「一拍おいて(考え)、その発信が、どういう影響をもたらすか考えてほしい」と訴えた。

 また、昨年3月以降、38歳DF長友佑都(FC東京)を招集し続ける理由についても「キャラクター、経験、パフォーマンス、全てがポジティブで、選手たちに好影響を与えている。コーチの役割をしてくれることは、彼だからこそできる。大和魂を注入してくれる選手がいることは絶対的に必要なこと」と信頼を口にした。

 講演の最後に、指揮官は聴衆に向け「来年のW杯、我々は世界一、優勝を目指して戦いたいと思います。ただチャレンジするだけでなく、絶対できると思って、戦いに挑みたい。日本代表は日本のために勝ちたい。我々と一緒に戦っていただき、世界一に向けて、共闘をよろしくお願いします」と熱く呼びかけた。

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