バルセロナ、神戸などで活躍した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ氏が9日、オンライン会見を行い、5月24日(土)、25日(日)の2日間、神戸・GLION ARENA KOBEで行われるイベント「クラシコ・レジェンズ THE REMATCH 5vs5」に向けて意気込みを語った。

 25日にはマッチデーとして、FCバルセロナ、レアル・マドリードの両クラブレジェンドが誇りをかけ、「クラシコ・レジェンズ THE REMATCH」(5人制サッカー)を午後2時から行う。

 イニエスタ氏は「今回の24、25日のイベントで神戸に戻れることをすごく楽しみにしております。今回はフットサルで、私にとってすごくスペシャルなイベントになりますように、すごく楽しみにしています」と笑顔で語った。

 主な質疑応答は以下の通り。

 ―引退後初の神戸。開催への思いとサポーターへ。

 「私から神戸に対しての思いは、いつもただいまという感じです。第二の故郷という感じで、神戸に戻れることが楽しみ。神戸のサポーターについては、みんな一緒に楽しみましょう」

 ―5人制サッカーの見どころ。

 「正直プロとして、5対5のこういうフォーマットではやったことはないが、実は地元に結構いいフットサル場があって、子供の頃からずっとやっていた。普通のサッカーに比べたら、いろんな違いがあると思うが、今回集まった選手たちも含めて、すごくダイナミックな試合になると思う」

 ―他の参加選手には、神戸、日本のことをどのように伝えたいか。

 「レジェンドの選手の何人かに日本の話をしていて、特に私の神戸で経験したこと、サポーターの熱さ、気持ち、日本のサッカー環境も含めて伝えた。本当に第二の故郷というのを、神戸に来ていただいて実感してもらえるように楽しみにしている」

 ―レアルサイドから再戦の希望があった。

 「今回についてですけど、エル・クラシコといえば、レアルもFCバルセロナも誰も負けたくない気持ちが熱い。今回もなかなか見られない選手たちを神戸に集めたかった気持ちで企画しました。エル・クラシコに対しての熱い気持ちを思いながら、みんなが楽しめるイベントを開催したい」

 ―近況や、指導者を目指すことについて。

 「目標として、指導者を目指す気持ちは変わっていない。今も監督ライセンスを段階的に進めている。具体的にどれだけの時間が必要か未定だが、目標としてはもちろん監督ライセンスは取りたい」

 ―今週末のエル・クラシコ(11日)の見どころ。バルセロナの17歳FWヤマルをどう感じているか。

 「もちろんバルサには勝ってほしい。ラ・リーガのクラシコで、簡単な試合にはならないと思う。エル・クラシコは特別な試合で、本当にどっちが勝ってもおかしくないという熱い試合。今回はなかなかないチャンスだと思う。というのもバルサが勝てば、ラ・リーガ(のタイトル)はほぼ決まりとも考えられるので、こういうチャンスを逃してほしくない。

ラミー・ヤマルについては、すごく才能のある決定的な(仕事をする)選手になっていると思う。彼のそのままを、今見せているレベルで絶対にチームの力になると思うので、楽しみにしている」

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