大谷翔平、パパになって初の「母の日」　ダイヤモンドバックス戦「１番・ＤＨ」で先発　真美子夫人に贈る１３号なるか (2025年5月12日)

◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース（１１日、米アリゾナ州フェニックス＝チェースフィールド） ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１１日（日本時間１２日）、敵地・Ｄバックス戦に「１番・ＤＨ」で先発出場する。この日、現地は「母の日」。大谷もピンクのバットやスパイクなど特別仕様の用具を使用する予定。ナ・リーグ単独トップに立つ２試合ぶりの１３号を狙う。 大谷は昨季の「母の日」は腰の張りで欠場。パドレス・ダルビッシュとの直接対決はお預けとなった。ド軍移籍前のエンゼルス時代には２２、２３年と２年連続で「母の日」にタイムリーを放ち、打点を挙げたが、これまで本塁打を打ったことはない。これまでは母・加代子さんへの感謝などを話してきたが、今年は真美子夫人（２８）が第１子となる長女を出産したことを４月１９日（同２０日）に発表したばかり。自分を生んでくれた母、そして母になった愛妻のためにも「母の日」初ホームランを打ちたいところだ。 Ｄバックスの先発、Ｚ・ゲーレン投手（２９）と大谷は通算７打数１安打の打率１割４分３厘、５三振。昨季まで３年連続２ケタ勝利の頭脳派右腕にはこれまで苦戦してきた。ＫＯＮＡＭＩのモバイルゲーム「ＭＬＢ ＰＲＯ ＳＰＩＲＩＴ（メジャスピ）」の企画の中で行ったインタビューでは「打者・大谷が対戦して印象的だった現役投手」の１人にゲーレンを挙げ、理由を「自分のペースを乱さずに、感情的になることもなく、先発投手らしい先発投手。カーブというかスライダーというか、縦の球種が一番の武器じゃないかなと思います」などと話していた。難敵だが、何とか攻略を目指す。 前日１０日（同１１日）のＤバックス戦では初回先頭で２１年サイ・ヤング賞右腕のバーンズを相手に打球速度１０９・５マイル（約１７６・２キロ）の右前打を放ち、今季最長を更新する８試合連続安打。今季初の３試合連発は逃したが、打撃好調をキープした。ナイター翌日のデーゲーム。「母の日」仕様のピンクの大谷が鮮やかなアーチをかける。