J2北海道コンサドーレ札幌は17日、ホームで富山と対戦する。2試合連続先発が濃厚なMF田中克幸(23)は16日の白旗山での全体練習後、岩政大樹監督(43)と1対1で守備の確認を行った。
今季初得点を決めた4月20日の藤枝戦(2〇1)以降、トップ下的な役割を託されている。「僕の感性は買ってもらえている。攻撃は本当に自由に任せてもらっている」。高精度の左足から「イチかバチかのパス」と自称する、相手の裏をかくボール供給で攻撃を組み立てる。加えて「ピッチに立てば年齢は関係ない。ゲームをずっとコントロールできる人が出てきてないので。そこをプレーで示すことは意識している」と、強い自覚を持っている。
14位に沈む現状打破へ「このレベルでボールを取られたら話にならない、という気持ちでやっている。ラストの質をちょっと改善できれば何点も入るシーンがあると感じているので、そこは任せてくださいって感じ」と前を向いた。有言実行で浮上のきっかけをつかむ。(砂田 秀人)