J2ジュビロ磐田は17日、ホームでいわきと対戦(ヤマハ、午後2時)する。試合当日、33歳の誕生日を迎えるGK三浦龍輝が完封で花を添える。
2年ぶりにやってきた“チャンス”で再び輝く。誕生日と試合が重なるのは23年以来。J2だった当時は藤枝を1―0で下している。「33歳らしくではなくて、若く元気よく。ただチームのことは冷静に見ていきたい」と表情を引き締めた。
ジョン・ハッチンソン監督(45)は状態のいい選手を起用する方針を打ち出しており、今季GK陣の争いはし烈。開幕スタメンの川島永嗣(42)がここまで4試合、新潟から加入した阿部航斗(27)が8試合に出場している。三浦は3日の今治戦から起用され、3戦負けなし。前節の藤枝戦は「どこでボールを保持したいか明確にすることを一番気をつけた」と得意のビルドアップでも貢献し、7試合ぶりに無失点も記録した。サバイバルを見守る川口能活GKコーチ(49)も「キックの質が高くゲームをコントロールできる」と三浦の強みに信頼を寄せる。
いわきは17位に低迷しているが、フィジカル能力が高い選手がそろっており油断はできない。「球際の強いしたたかなチーム。
(武藤 瑞基)
〇…いわき戦は毎年恒例の「磐田市小学生一斉観戦」が行われる。同市内の全小学校から5、6年生約3500人が参加し選手に声援を送ってくれる。ハッチンソン監督は「来てくれた皆さんに喜んで帰ってもらう」。三浦も「夢を与えられるようにしたいし、(観戦に)来れば勝てるというのを意識付けられれば」と必勝を期した。