J2ジュビロ磐田は19日、ルヴァン杯1次ラウンド3回戦・J1G大阪戦(21日、ヤマハ)に向け静岡・磐田市内で一部非公開調整した。中3日で25日にリーグ・徳島戦が控える過密日程のため、ターンオーバーが予想される。

ベンチ入りの可能性が出てきたU―18所属(2種登録)のMF石塚蓮歩(17)がクラブの歴史を塗り替えるゴールに意欲を示した。

 次世代を担うホープが本拠で主役を狙う。石塚はこの日、トップの練習に参加。「ヤマハに立てるのはいい経験。自分の力でつかみたい」と精力的にアピールした。トップ下を本職とするレフティーで、ここまでプリンスリーグ東海では7得点。「左足のシュートは上でも負けないパンチ力を持っていると思う」と自負する。トップのキャンプや練習にも参加しており、今大会も1回戦のJ3FC大阪戦でベンチ入り。後半45分から投入され“デビュー”を果たした。

 同戦ではU―18の先輩で今季トップ昇格したMF川合徳孟がクラブのルヴァン杯最年少得点記録を塗り替える(18歳23日)ゴールをマーク。「先に決めたい気持ちがあったから悔しさもあった」と心に火がついた。今回のG大阪戦は17歳5か月4日で迎えることになり、得点すれば川合の記録を更新し、さらに23年にFW後藤啓介(現アンデルレヒト)がJ2でマークしたリーグ戦のクラブ最年少得点記録(17歳8か月15日)をも上回ることになる。

「狙っていきたい」と石塚。豪快な一撃で、プレーオフラウンドへの扉をこじ開ける。

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