Jリーグは19日、各クラブが行う社会連携活動を表彰する「シャレン!アウォーズ」を都内で開催。「明治安田 地元の元気賞」に、J3ヴァンラーレ八戸が実施した「School Trip Day(スクール・トリップ・デイ)」が輝いた。
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昨年9月6日の福島戦に、ホームタウン16の市町村から小中学生約1700人が授業の一環としてスタジアムに来場。試合観戦だけでなく、ピッチ外に14の職業体験ブースを設置するなど、遠足や社会科見学の要素も盛り込んだ。
青森県の人口減少率が全国2位という背景を踏まえ、少子化が進むホームタウンに住む子供たちへのアクションとして、クラブが企画・運営を行った。
プレゼンターとして登壇した明治安田の永島英器・取締役代表執行役社長は「1つの小さい体験が、その後の人生を左右することもある。本当に素晴らしい取り組みだと思います。ご尽力いただいたみなさま、本当におめでとうございます」と祝福。八戸の細越健太郎代表は「今年も同じような取り組みを行っていきたいし、ブラッシュアップしていきたい。我々がJクラブである限り、この活動は今後もチームの柱として行っていきたい」と見据えた。
「シャレン!アウォーズ」は今回が6度目の開催。地域に根ざしたスポーツクラブとして、各クラブが多くの協働者と連携し、各地域が抱える課題への多種多様な社会連携活動をたたえる目的で行われている。