全日本プロレスは21日までに6・1仙台サンプラザホール大会で世界ジュニアヘビー級王者の吉岡世起が田村男児と初防衛戦を行うことを発表した。

 吉岡は5・18大田区総合体育館大会でMUSASHIを破り王座初奪取を果たした。

試合後のリング上で挑戦を表明し正式に決定した。19日に東京・湯島の全日本事務所での記者会見で田村は「その試合ぶりと、経緯とか含めてそれを踏まえたうえで熱い気持ちになったっていう、それが挑戦の理由でしたね。世界ジュニアというベルトは特別なもので、それは僕が特別だからじゃなくて、みんなが特別なことを思ってるだろうし、ファンもそう思っていることだろうし。その中で印象的なのが、全日本の先人たちが守ってきたベルトなので、重みのあって、責任感が強くて厳しく戦っているベルトなので、そういう思いが強かったですね。僕も世界ジュニアのベルトを一度だけ巻いたことがあるんですけど、責任感が増したっていう、そういうベルトですね。身が引き締まるというか、そういうベルトでした。吉岡さんが思っている、そのジュニアの気持ちを一緒にぶつけてバチバチにやり合いたいと思います」と奪還を誓った。

 新王者の吉岡は挑戦者を「誰よりもまっすぐな気持ちを持ってる選手なんだなと思ってますので、その気持ちに応えたいという気持ちもありますし、チャンピオンとして、シングルで田村男児を筆頭に今の全日本ジュニアを肌で感じたいなと思ってます」と意気込んだ。さらに王者像を「全日本ジュニアのエキスを持って、全日本ジュニアの中では年が上の方だと思うんですけど、誰よりも体を張って最前線で戦うようなチャンピオンでいたいと思います」と誓った。

 一方、田村は奪還を果たせば「前回とった時に他団体で防衛戦したりとか、そういうことがやれなかったので。とることがあれば、他団体でもいろんなところで体張ってこれが全日本ジュニアだって言うのを僕なりにみせていきたいと思います」と宣言した。

 ◆6・1仙台大会全対戦カード

 ▼三冠ヘビー級選手権試合

王者・斉藤ジュン VS 挑戦者・斉藤レイ

 ▼世界タッグ選手権試合

王者組・宮原健斗、青柳優馬 VS 挑戦者組・芦野祥太郎、ザイオン

 ▼世界ジュニアヘビー級選手権試合

王者・吉岡世起 VS 挑戦者・田村男児

 ▼ELPIDA vs 北斗軍 6人タッグマッチ

安齊勇馬、本田竜輝、綾部蓮 VS 大森北斗、羆嵐、XXL

 ▼6人タッグマッチ

MUSASHI、ライジングHAYATO、井上凌 VS 青柳亮生、阿部史典、立花誠吾

 ▼タッグマッチ

デイビーボーイ・スミスJr.、黒潮TOKYOジャパン VS ジャック・ケネディ、愛澤No.1

 ▼シングルマッチ

鈴木秀樹 VS 長尾一大心

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