中谷潤人、西田凌佑との統一戦の秘策は「３つぐらい、４つかな？」　２５０ラウンドの米国スパーリング合宿から帰国
米国合宿から帰国した中谷潤人 画像（1枚）

◆プロボクシング　▽ＷＢＣ＆ＩＢＦ世界バンタム級（５３・５キロ以下）王座統一戦１２回戦　ＷＢＣ王者・中谷潤人―ＩＢＦ王者・西田凌佑（６月８日、東京・有明コロシアム）

　ＷＢＣ世界バンタム級王者・中谷潤人（２７）＝Ｍ・Ｔ＝が２１日、強化合宿を行っていた米ロサンゼルスから羽田空港着の航空機で帰国。ＩＢＦ王者・西田凌佑（２８）＝六島＝との王座統一戦に向け、米国を拠点とするＷＢＣ世界バンタム級２５位の秋次克真（２７）らを相手に、１か月間の合宿では過去最多となる約２５０ラウンドのスパーリングを敢行したことを明かした。

　西田については「総合的にテクニックのすぐれた選手だと思う」と話し、１５歳の時から師事するルディ・エルナンデス・トレーナーからサウスポー対策の作戦も授かった。対西田の作戦は「具体的には言えないです」としながらも、「３つぐらい、４つかな？」と複数の武器を準備していることを示唆した。

　王座統一戦を約３週間後に控え、「調整の段階では今まで通りで変わらないが、（統一戦という）モチベーションはやっぱりある。ずっと思いを持っていた統一戦なので、存分に発揮するという思いで練習も頑張ってきた」と話した。今後は「スピード感だったり感覚をより上げていく作業になる」と日本人選手相手の実戦練習で仕上げていくという。

　ロサンゼルスの街中では、何人もの米国人から「ナカタニ」と声をかけられた。練習後は連日ジムの外に出待ちするファンが列を作り、「何十枚もサインを書きました」。米国でも、中谷の注目度は急上昇中だ。

　戦績は中谷が３０戦全勝（２３ＫＯ）、２８歳の西田が１０戦全勝（２ＫＯ）。

　試合はＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯで独占ライブ配信される。

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