◆大相撲夏場所11日目(21日、東京・両国国技館)

 東前頭9枚目・安青錦(あおにしき、安治川)は大関・琴桜に小手投げで敗れて3敗目を喫し、優勝争いから後退した。低い当たりから琴桜を引かせて土俵際まで追い込んだが、あと一押しが届かなかった。

切り替えて下手投げにいったが、もつれながら小手投げを打ち返され、わずかに早く土俵に落ちた。

 ウクライナ出身の21歳は、新入幕から2場所目で初めての大関戦だった。紙一重の内容も「止まったらダメ。負けたので良くなかった」。2連敗でトップの大の里とは3差に開いた。初の賜杯が遠のき、支度部屋で悔しさをにじませた。

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