【日本ダービー】皐月賞馬が２冠へ鋭く伸びた　初コンタクトのレーン騎手「動きも良く仕上がりもいい」
僚馬（右）に先着したミュージアムマイル 画像（1枚）

◆日本ダービー１週前追い切り（２１日・栗東トレセン）

　第９２回日本ダービー・Ｇ１（６月１日、東京）の１週前追い切りが２１日、東西トレセンで行われた。皐月賞に続く牡馬２冠を狙うミュージアムマイルは、新コンビを組むレーンが騎乗し栗東・ＣＷコースで併せ馬。

カズプレスト（６歳オープン）を目標に、直線は鋭く伸びて７ハロン９６秒７―１１秒０で１馬身先着した。「残り１００メートルのフィーリングを確かめましたが、動きも良く仕上がりもいいと思います」と鞍上は初コンタクトで好感触をつかんだ。

　今回はテン乗りとなるが、２３年の日本ダービーではタスティエーラを初騎乗で勝利に導いている豪州の名手。「自分自身と馬に自信を持って乗るだけ。皐月賞のレースを見ても、２４００メートルの距離も特に心配していない」と頼もしい。ＶＴＲで過去のレースをチェックし、詳細は明かさなかったが、前走に騎乗したモレイラからも情報を得たという。

　「皐月賞もいい勝ち方だったし、全体的にいい印象を持っています」と手応えをにじませた鞍上。高柳大調教師も「無理している感じはないけど、思ったより時計は出ていた」と好仕上がりをアピール。皐月賞馬の意地にかけ、日本ダービーのタイトルも譲らない。（戸田　和彦）

編集部おすすめ