◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第5日(21日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)21日=宮下京香】女子シングルス3回戦で、世界ランク7位で前回23年大会銅メダルの早田ひな(日本生命)が同85位のハナ・マテロワ(チェコ)をゲームカウント4―2(11―7、7―11、11―7、9―11、11―6、12―10)で下し、4回戦に進出した。勝利後、早田は「ごっつ耐え!(すごく耐えた)」と独特な表現でチームメートと笑顔のハイタッチ。
盤石の勝ち上がりだ。2戦連続のストレート勝ちで臨んだ3回戦。1―0の第2ゲーム(G)で今大会初めてゲームを失い、2―1の第4Gも取られたが、冷静さを失わなかった。2―2の第5Gでは6―6のラリーで強烈なフォアをコースに決めると、第6Gは9―10でサーブから3球目をバックをクロスに決めてから3連続得点。相手の粘りを振り切った。
4回戦は強国・中国の石洵瑶との対戦。世界ランク23位の相手に対し「格下という感覚は全くない。自分自身も思いきってやっていかなきゃいけないと思いますし、1つの戦術では当たり前に勝てない。いろんな準備だったり、対応能力、あとはメンタル的にきょうみたいに我慢する部分もあれば、勝負に行く部分もあったり、そういったところを、自分自身で整えて頑張っていきたいなと思います」と表情を引き締めていた。