◆大相撲夏場所12日目(22日、東京・両国国技館)
初の綱取りを目指す大関・大の里(二所ノ関)は、東前頭7枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)をはたき込み、全勝を守り、単独首位。2敗で追っていた横綱・豊昇龍(立浪)が敗れたため、2番手と3差がついた。
11日目に横綱・豊昇龍(立浪)をあと一歩まで追い込んだ伯桜鵬に勝利し、優勝と横綱にまた近づいた。前日は、小結・若隆景(荒汐)にもろ差しを許しながらも、深い右上手を引き、相手の顔を動かし、体勢を修正する落ち着いた攻めで体を預けて白星を挙げた。「こういう形で勝ったので、また集中し直したい」と連日、「集中」という言葉を必ず口にする。もう、綱は目前だ。