関脇・霧島が横綱・豊昇龍を下して９勝目「稽古場でも本場所でも負けたくないという気持ちだった」
霧島（右）が上手投げで豊昇龍を破る（カメラ・今西　淳） 画像（1枚）

◆大相撲　▽夏場所１２日目（２２日、東京・両国国技館）

　関脇・霧島（音羽山）が横綱・豊昇龍（立浪）を上手投げで下して、９勝目を挙げた。「自分の相撲をしっかり取ろうという気持ちだった。

場所前の稽古場では立ち合いは頭からいっていたので、張り差しでくるとは思わなかった。危なかった。気づいたら、左が入っていたので良かった」と振り返った。

　豊昇龍とは互いが大関だった頃から切磋琢磨（せっさたくま）してきた間柄。「場所前も三番稽古をしていて、稽古場でも本場所でも負けたくないという気持ちだった」と話した。

　横綱戦での勝利には「うれしかった。横綱には今まで勝ったことがなかったので、ホッとした」と安どした。

　２ケタ勝利を挙げれば、大関返り咲きへの起点をつくれるが、「そういうことは考えずに一日一番。まだ何があるかわからないので、しっかりいきたい」と気を引き締めた。

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