◆第86回オークス・G1(5月25日、東京競馬場・芝2400メートル)

 牝馬クラシック第2弾、第86回オークス・G1(25日、東京)の枠順が22日、決定した。桜花賞2着からの戴冠(たいかん)を狙うアルマヴェローチェは、1枠1番に決まった。

1946年のミツマサ以降、78年も勝利がない鬼門の馬番。過去10年では20年デゼル、15年レッツゴードンキがともに2番人気で11、10着に敗れた。

 それでも上村調教師は「いいんじゃないですか。どこかで外に出さないとダメだけど」と泰然自若。「1コーナーまでの間でごちゃつくより、内で確実にポジションを取りにいった方がいい」と前向きにとらえた。自在性を発揮できれば、決して内枠があだにはならない。

 当日は雨が予想されるが、「どっちでもいいけど、他が苦にするぶんいい」と渋った馬場は歓迎。札幌では、稍重の新馬戦で1着、重の札幌2歳Sで2着と実績を残している。再び女王に返り咲くべく、不吉なデータを吹き飛ばす。(水納 愛美)

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