◆大相撲 ▽夏場所13日目(23日、東京・両国国技館)
東序ノ口7枚目・一意(木瀬)が、東序二段98枚目・優富士(伊勢ケ浜)を押し出して、7戦全勝で序ノ口優勝を決めた。「優勝よりも、ケガなく場所を終えることがなかったので、ケガなく終えられて良かった」と振り返った。
一意は昨年の名古屋場所で幕下最下位格付け出しでデビューするも、同場所の取組中に右膝の前十字じん帯を断裂。手術を余儀なくされ、以降の場所を4場所連続で全休した。「同期の(十両)草野たちが上で活躍していて、うれしい気持ちもあったが、悔しい気持ちもあった。心が折れそうになったこともあった」と話した。23歳のホープが再スタートを切った。