大の里の夏場所優勝を受け、地元・石川県津幡町に本店を構えるベルギーワッフル専門店「もみの木カフェ」も歓喜に沸いた。店のオーナーである木下さん夫妻の息子・もみさん(23)と保育園時代からの友人だった関係で、2008年のオープン時から焼きたてのワッフル目当てに足を運んでいた大の里ゆかりのお店。
横綱をたぐり寄せる優勝に、地元も大盛り上がりだ。勝利した瞬間について、テレビで取組を見ていた木下さんは、「『やったー!』ってなりました」と感激。普段はテレビを見ないというベルギー人の夫・ロホンさんや店のスタッフも一緒に見守っていたといい「みんな、『おめでとう~』って喜んでました」と大きく声を弾ませた。
大の里は新潟に相撲留学する中学進学時まで、月に1回ほど店に通っていた常連客。関取になってからも帰省する度に訪れるといい、木下さんは「地元のヒーローですし、みんながパワーをもらっています。2月に会ったときも『頑張ってね』と声をかけたら『頑張ります』と笑顔で返してくれました」とうれしそうに振り返った。
昨年10月には、フルネームが「大の里泰輝」であることから、コラボメニュー「だいきくんワッフル」を発売。一面に大の里の顔が描かれており、「地元の皆さんが『ワッフルを食べて応援しよう!』と言って買ってくださいます。場所中は普段と比べて2~3倍の売り上げになります」と大の里特需を明かした。
綱取りが決まった際の”横綱ワッフル“を売り出す約束も交わしており「大の里関が好きなソフトクリーム、生クリーム、マシュマロを使った一回り大きいワッフルを既に考案しています」と前のめり。「昇進が決まったらすぐに出せる準備はできています!」。