◆プロボクシング  ライト級6回戦 スクリット・ナックプリチャ(タイ)―丸元大五郎(大成)(24日・インテックス大阪)

 大商大ボクシング部出身で昨年度関西リーグ最優秀選手の丸元大五郎(22)=大成=が2回2分12秒でKO勝利で、2勝目を挙げた。

 元東洋太平洋ウエルター級王者の丸元大成会長を父に持つ大五郎は、1回から左ボディーでダウンを奪うと、左アッパーで2度目のダウン。

勢いを付けると、2回には右ストレートでKO勝ち。2回2分12秒で試合を決めた。大五郎は「納得してないけど、大きい舞台で試合できてうれしく思います」と振り返った。

 プロデビュー戦となった4月のB級(ライト級6回戦)でジラウ・トゥリヤノン(タイ)に2回TKO勝ち。2戦連続でのKO勝利と結果を残した大五郎は「父親と話はしていて、試合で経験を積めと。試合数を増やしていきたい。どんなパンチでも倒せる意識はしている。目標は世界のベルトを巻くこと」と、偉大な父も成し遂げられなかった世界チャンピオンを目指す。

 ◆丸元 大五郎(まるもと・だいごろう) 2002年8月10日、兵庫・三田市生まれ。22歳。父・大成会長の影響で小学1年時にボクシングを始め、中学時代はU15全国大会3連覇。興国高から大商大へ進み、23年に国体3位、全日本選手権3位。

24年度関西リーグMVP。身長178センチ。右ボクサーファイター。

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