6月に行われる26年北中米W杯アジア最終予選のオーストラリア戦(5日)、インドネシア戦(10日)の日本代表メンバーに初選出されたFC東京所属のMF俵積田晃太が24日、東京・小平グラウンドで取材に応じ、代表活動への抱負と25日のJ1リーグ・広島戦(国立)に向けた意気込みを語った。
スピードを生かしたドリブルが武器の21歳は初選出の吉報を受けた瞬間を「聞き間違えかな、本当に俺なのかなって、そんな感じでした」と振り返った。
FC東京からは38歳DF長友佑都とともに選出され、「(長友から)『緊張するなよ、お前』みたいなことを言われた。頼りがいのある、すごい先輩。背中を追っていますけど、いつか越せるように頑張りたい」と決意を込めた。
その上で「今は広島戦(25日)のことしか考えていない」とチームに集中する考えを強調。チームが前回、国立で戦った4月25日のG大阪戦(3〇0)では終了間際に約70Mのドリブル独走から右足で決勝点を奪った。最近は17日のリーグ・浦和戦、21日のルヴァン杯・湘南戦と公式戦連敗中だけに「チームみんなで、何とかして勝ちに持っていけるように。得点に絡む活躍を常に目指しているので、結果につながればいい」と21歳は責任感をにじませ、言葉に力を込めた。
また、FC東京の松橋力蔵監督は俵積田について「僕は対戦相手として見ている時から、普通に代表に入るだろうと思っていたし、驚きでもない。足を止めずにもっともっと前に進んでいってほしい」などと期待した。