J1のC大阪が、マレーシア代表DFディオン・コールズの獲得を決定的としていることが25日、分かった。現在、同選手が所属しているタイ1部のブリーラムでは、昨季アーサー・パパス監督が指揮を務めており、獲得が実現すれば2人は再び共闘することとなる。

 ディオン・コールズはマレーシア出身、6月4日で29歳を迎える。ポジションは右SBを主とするが、CBや右MFもこなせる万能型だ。今季は6月に行われるクラブW杯の開催に沿って6月1日から10日間、特別登録期間として同大会の出場クラブが所属する各国のサッカー協会がウィンドーを設置できる。C大阪は、その市場が開く期間での獲得に向けて準備を進めており、現在すでに交渉は大詰めだという。

 主将のMF田中駿汰らが負傷離脱、主軸のFW北野颯太もオーストリア1部のザルツブルクへの移籍がうわさされる中で、指揮官と旧知の仲である選手の補強はチームにとって大きい。24日の福岡戦(2〇0)をはじめ、選手の疲労なども考慮して直近の試合で敷いているシステム「3―4―2―1」や、従来の形である「4―1―2―3」でもその万能さと、「パパスサッカー」への理解度は生きてくるはずだ。一日も早い合流が待たれる。

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