今年11月に開催されるU―17W杯の抽選会が25日、開催地のカタールで抽選会が行われる。同大会の地方組織委員会(LOC)のジャシム・アル・ジャシムCEOが取材に応じ、26年北中米W杯と同じく48チームが参加する同大会に向け「選手、家族、メディア、観客の視点から見て、まさに一大フェスティバルとなるでしょう。
22年カタールW杯、23年アジア杯(24年1月開催)とビッグトーナメントを開催し、今年1月にはパリSGと南野拓実擁するモナコが決勝で対戦した「トロフェ・デ・チャンピオンズ」(フランススーパー杯)も招致したカタール。今年12月にはアラブ諸国が参加するアラブ杯も開催する。数々の国際的な大会を開催する理由について、同会長は「私たちは確かに国の観光を増やそうと努力してきましたし、スポーツ大会やスポーツ観光が私たちにとって非常に重要であることを認識してきました。私たちはすでにファンとの関係を築いており、あらゆるトーナメントを主催する経験も持っています。そのため、すべてのトーナメントに関して、ファンと緊密に連携して取り組んでいます」と続けた。
カタール国内でも、W杯を契機にサッカーを観戦する文化が根付いているという。「W杯後、サッカーの試合を観戦する女性や子供たちの数が飛躍的に増加しました。多くの地元の人々が、試合を観戦することは間違いありません。これはカタールと他の国際社会の間の溝を埋め、関係を築いていく役割を担っています。サッカーは、人々にとって常に心の支えとなることは間違いありません」と話した。
U―17W杯については、今年より5年連続してカタールで開催する。
またU―17W杯でカタールを訪れる可能性がある日本のファンに向け「歴史的に日本はカタールでは常に良い成績を収めています。W杯では(ドイツ、スペインを破り)最高の成績(ベスト16)を収めたと思います。カタールという土地は日本代表チームにとって常に良い場所だと思います。ですから、ぜひ積極的に試合に足を運んでほしいと思います」と呼びかけた。2011年にカタールでアジア杯を制し、2016年にも南野、遠藤航を擁してU―23アジア杯を制した日本が、再びカタールの地で躍進することを期待していた。