3度のW杯(フランス、日韓、ドイツ)を経験した元日本代表MF小野伸二さんは25日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた「Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアー for a Sustainable Future supported by 明治安田」に参加した。イベント後に取材に応じた小野さんは、岡山の18歳MF佐藤龍之介をはじめとした日本代表初招集の若手について言及した。

 23日の26年北中米W杯アジア最終予選へのメンバー発表会見で、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)は、フランスW杯を経て翌年のワールドユースで準優勝を成し遂げた小野さんについて言及。「そのときの彼の余裕とか、自信のある振る舞いはチームに大きな影響を与えてくれたと思っています」と振り返り、佐藤や他の初招集の若手に対して期待を示していた。

 自身の名前が挙げられたことについて小野さんに問うと、「別に僕の名前が出たということが大事なことじゃない」としつつ、「新たに色々な選手を試すことで日本代表の強化につながってくると思う。若い選手たちが選ばれたのは自分としても非常にうれしかった。どういう形で最終予選の試合に関わるかは分からないですけど、Jリーグで見せているプレー、日頃出しているプレーを見せてくれたらうれしく思います」とエールを送った。

 イベントでは小学1~3年生の部、4~6年生の部で128名の子供たちにドリブルやトラップなどを指導。自身もリフティングやトラップなどの手本を見せ、ミニゲームではともに汗を流した。サッカー教室後には気候変更を題材としたサステナトークを行い、子供たちと交流した。小野さんは「サッカーがメインとして日本全国に渡る中で、気候変動についてを伝えられるのはすごく大事なこと。そういう中で多くの人たちがサッカーを通じながらもどうしていかなきゃいけないか、未来をどう変えていくかも考える良い機会になっていると思う。Jリーグと明治安田さんが力を入れてくれているのはうれしいことだと思います」と話した。

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