◆明治安田 J1リーグ▽第18節 岡山2―2町田(25日・JFE晴れの国スタジアム)
岡山は、2点を先取したが同点に追いつかれて連勝はならなかった。6月に行われる26年W杯アジア最終予選へ、A代表に初選出されたMF佐藤龍之介は、選出後初の試合で1アシストをマークした。
試合開始直後から自陣深くでプレーされ、苦しい時間が続いた前半26分だった。GKブローダーセンのロングボールをFW木村太哉が相手陣深くの右サイドでキープし、真横を駆け上がってきた佐藤へパス。そのまま佐藤が中にクロスを送り、最後はFW一美和成が倒れ込みながら右足で押し込んだ。その後追加点を奪ったが、町田に2点を奪われて引き分けた。
佐藤はA代表選出後初の試合できっちりアシストをマーク。「江坂選手と、その後ろに一美選手も見えたので、江坂選手が触れるボールで後ろにいってもいいようなスピードとコースで出しました」と絶妙なパススピードで得点を生んだプレーを振り返った。これが本人にとっても今季初アシストとなり「結果は大事。ゴールでもアシストでも毎試合取っていきたい」と、さらなる向上心をのぞかせた。
岡山にとってはチーム初の所属選手A代表選出となる。その1人目となった佐藤は「岡山が今年初めてJ1に上がったというのも大きいと思いますし、自分が歴史の1人目になれたことが嬉しい。今後たくさん出てくるかなと思います」と笑顔。「そこまで代表だからこのプレーをやる、とかはない。