◆明治安田J1リーグ ▽第18節 横浜FC1―1柏(25日・ニッパツ)

 柏はアウェーで横浜FCと対戦し、1―1で引き分けた。前半19分にFW鈴木武蔵に先制弾を沈められるが、同32分にFW細谷真大が同点弾を沈めた。

引き分けで首位の鹿島とは勝ち点3差となった。

 23日に行われた2026年北中米W杯アジア最終予選のメンバー発表会見で、日本代表に初選出されたMF熊坂光希はアンカーの位置でフル出場。攻撃ではディフェンスラインと前線をつなぐパスに加えて、前半8分に放ったミドルシュートなど、得点への意識の高さを披露した。守備では185センチの長身と長い足を生かした守備で相手を抑え込んだ。

 熊坂は「数字を残せるようになったらもっと良い選手になれると思う。今日みたいな試合で勝ちに持って行くためにも自分が得点して勝っていたら良いなとは思っている。そういうところで決めきれるようにはなりたい」と振り返った。日頃から熊坂の攻守での活躍を高く評価しているリカルド・ロドリゲス監督は「今日は悪くないプレーをしていたと思います。ただ、今日以上に素晴らしいプレーをしていた試合は今シーズン複数あった。そういった意味では、彼にはもっと高いパフォーマンスを求めていますし、それが出来る選手かと思います」と発破をかけた。

 柏U―18の同期である細谷と、今回はともに日本代表に選出。トップチームに昇格し代表に上り詰めた細谷とは対照的に、自身は東京国際大に進学し、地道に実力を磨き続けた。

そんな同期とのW選出に「シンプルにうれしい。トップチームに昇格できないで、大学経由から戻ってきた身としては、(細谷)真大はトップ上がって、昇格して、活躍し、代表にも入っていたりしていた。その真大と一緒に自分も入ることが出来たというのは感慨深い」。今季大ブレイクして一気に代表にまで上り詰めた24歳は「ビルドアップでしっかり出口になるところであったり、守備でしっかりフィルターになれるところが自分の特長かなと思います。自分も代表で出来るのをしっかりと示したい」と力を込めた。

編集部おすすめ