◇明治安田J1リーグ 第18節 清水3―2神戸(25日・アイスタ)
清水エスパルスはホームでリーグ連覇中の神戸を3―2で下し、5試合ぶりの白星を挙げた。前半15分、FW北川航也(28)が先制弾。
清水がついにトンネルを脱出した。5月は5試合目にして初勝利。本拠地・アイスタで白星を挙げるのは4月20日の福岡戦以来だ。最後は1点差と薄氷を踏んだだけに、DF高木は「勝てて良かった」と胸をなで下ろした。
気温28・3度。夏のような日差しが照りつけるピッチで主役を張った。まずは前半24分、MF松崎快の右CKをファーで構え、頭でぶち込んだ。「快君のボールが素晴らしかった」。
この日は、本来の右サイドバック(SB)ではなくDF山原怜音と位置を換えて左SBでプレー。「エリキ選手にやられないことを意識した」と守備でも奮闘した。秋葉忠宏監督(49)も「神戸さん対策でやった。(高木は)とんでもないポテンシャルを持っている」とプロ2年目のホープに拍手した。
1試合3発は今季最多タイ。
(武藤 瑞基)