Jリーグは27日、都内で理事会後の会見を行い、秋春制に移行する2026―27シーズンから「U―21リーグ」を創設することが決定したと発表した。

 参加予定クラブ数は11で、浦和、FC東京、東京V、川崎、清水、磐田、名古屋、G大阪、神戸、岡山、長崎(磐田、長崎はJ2)となっている。

 創設の目的としてJリーグは、日本サッカーにおける若手選手のプレー機会の確保を挙げた。Jリーグは育成年代の現状について、「18歳まではJユース年代や高校サッカーを通して、継続的な試合出場環境を確保できているが、19歳以降は適切なプレー環境を確保する難しさがある」と説明した。

 東西2リーグ制で行う方針で、26年8・9月頃に開幕し、27年4月頃の閉幕を予定。土~月曜日の開催を基本とする。有観客での開催及び、全試合インターネット配信を予定している。東西リーグ上位によるプレーオフを実施する。今後はJ3リーグとの接続も検討している。

 Jリーグ・野々村芳和チェアマンは「ポストユース年代は、サッカー選手としてのキャリア基盤を形成する上で非常に重要な期間です。この時期における継続的なプレー環境の確保は、選手のポテンシャルを最大限に引き出すために不可欠です。本リーグが、19歳から21歳の選手にとっては成長のステージとなり、また18歳以下の高校年代等におけるスター候補も躍動する場になることを期待し、今後もJリーグ・日本サッカーのさらなる成長に向けて取り組んでまいります」などとコメントした。

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