J1で首位に立つ鹿島は27日、シーズン折り返しとなる前半戦最後の一戦・G大阪戦(31日・パナスタ)に向けて、茨城・鹿嶋市内で再始動した。

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 前節の横浜FM戦(1●3)で連勝が7でストップし、8試合ぶりの黒星を喫した。

連勝が終わったことで、戦術プランやスタメンの選定など、G大阪戦はいろいろな意味で仕切り直しを図る一戦となる。

 この日は横浜FM戦の終盤に頭部を負傷したDF植田直通、接触プレーで足を痛めたMF柴崎岳も元気に全体練習に参加。横浜FM戦の先発メンバー(GKの早川友基、前半限りでの交代となったMF三竿健斗を除く)は軽めの負荷での調整となり、その他の選手はオフ明けながら高強度のメニューに取り組んだ。

 ミニゲームでは、DFラインで横パスを選択した場面で、鬼木達監督から「(相手チームDFの)背後いけたぞ!」とゲキが飛ぶ場面も。けが人の続出によりユース所属選手を加えた陣容でのトレーニングとなったが、指揮官の要求は高く、ピリピリとして雰囲気で練習が行われた

 MF荒木遼太郎は「(横浜FM戦は)内容としてはそこまで悪くなかったし、課題はこの何日間かで修正できるものだと思っている。そこをしっかりと修正していきたい」と語った。

 勝ち点37の鹿島は、G大阪に勝利すると勝ち点が40となり、前半戦の首位ターンが確定。引き分けや負けの場合は、2位の柏(同34)、3位で消化が1試合少ない広島(同32)の結果次第となる。

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