◆プロボクシング ▽IBF世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)王座決定戦12回戦 エドアルド・ヌニェス―力石政法(5月28日、横浜BUNTAI)
IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦の当日計量が28日、横浜BUNTAIで行われた。IBFでは当日計量が義務づけられており、当日計量は規定体重(58・9キロ)の10ポンド増(約4・5キロ)まで。
計量後は大きなあくびも見せた力石は「眠たいっすよ、マジで」と苦笑。昨夜は23時過ぎに就寝し、午前7時に起床したが、「何回か目が覚めました。試合が決まると、だいたい寝付きが悪くなるんで」と目をこすった。
前日はIBF世界フライ級王者の兄・矢吹正道(32)=LUSH緑=とともに焼き肉を食べてリカバリー。「身内と会うのは安心する気持ちになる」と決戦への準備を整えた。当日計量も「意外と寝てめっちゃ落ちた。前日、ちょっと長めの風呂に入って体重を少し落としたが、それが必要なかったぐらい勝ってに落ちた」と順調にクリア。「昨日はちょっと緊張していたぐらいかな。別に今は、何とも思ってないです」とリラックスした表情で計量会場を後にした。
力石は昨年7月にLUSH緑ジムから大橋ジムに移籍。同10月にはジム移籍初戦でアルネル・バコナヘ(フィリピン)に2回KO勝利。
今年3月、兄の矢吹がIBFライトフライ級王座を保持したままIBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に挑み、12回TKO勝ち。日本人史上初の2階級同時制覇を達成(その後ライトフライ級王座は返上)した。
力石が勝てば、日本ボクシング史上4組目の兄弟同時世界王者となる。
戦績は力石が16勝(11KO)1敗、ヌニェスが28勝(28KO)1敗。
試合はLeminoプレミアムで独占生配信される。