1998年長野五輪のスピードスケート男子500メートル金メダリストの清水宏保氏(51)が28日に自身のインスタグラムを更新し、レーシングドライバーに挑戦することを報告した。

 「今シーズンから北海道で開催されるヤリスカップレースに釧路TOYOTAさんより参戦する事になりました」と伝えた。

釧路TOYOTAの公式サイトでも「ヤリスカップ LOOPレーシングドライバーに清水宏保選手が参戦!!」と題して発表された。それによると「ヤリスカップ」とは、トヨタのコンパクトカー「ヤリス」を使用して行われるワンメイクレースで、車両の性能は互角のため、ドライバーの腕が試されるという。

 清水氏は「釧路TOYOTAさんが北海道で2店舗目となる【GRガレージ】を十勝音更町に新たに作るという事で、今回は釧路TOYOTAグループのドライバーとして参戦させて頂けることになりました」と経緯を説明。「これは本当に大変有り難く光栄な抜擢!!緊張もしますが最高のレースができるよう邁進して参ります。久しぶりにスプリントレース!!楽しみです!!」と挑戦にワクワク。「このような機会を作ってくださいました釧路TOYOTAの皆さま、コーディネートしてくださいましたディヴィジョンワンさま、スポンサーさま、関係者の皆さんありがとうございます!!12月の全国大会目指して頑張ります」と意気込んだ。

 続く投稿では「新車でヤリスカップレース用の車両を用意して頂きました」とつづり、白い新車を披露。「シート合わせは発泡剤を使い僕の身体全体と太ももにピタピタに合わせて貰いました。ここからシート合わせの発泡剤を削ってよりシートと身体を合わせていきます。車両はこの状態ではなくラッピングされていきます」と説明した。

 ◆清水 宏保(しみず・ひろやす) 1974年2月27日、帯広市生まれ。51歳。

スケートは4歳から。白樺学園高、日大卒。三協精機、NEC、コジマに所属し09~10年シーズンで引退。五輪は94年リレハンメルから4大会連続出場。98年長野大会で男子500メートル金、1000メートル銅、02年ソルトレークシティー大会500メートル銀。W杯通算34回優勝。500メートルでは世界記録を4度更新し、自己ベストは34秒32。162センチ。

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