◆プロボクシング ▽49キロ契約6回戦 〇荒竹一真(2回KO)キティデッチ・ヒルンサク●(5月28日、横浜BUNTAI)
アマチュアボクシング8冠の荒竹一真(22)=大橋=が、キティデッチ・ヒルンサク(23)=タイ=を2回KOで下し、プロデビュー戦を勝利で飾った。
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)にあこがれて、大橋ジムに入った。
サウスポーの荒竹は、前後に細かくステップしながら多彩な右をヒット。2回、左ボディーからつないだ右フックのカウンターでダウンを奪い、圧巻のKO勝利。「井上尚弥選手が(エマヌエル)ロドリゲスを倒した時の、奥の手のボディーからの前の手フックのコンビネーションで倒すことができた。かなりキレイに入った。いい形で決まったんじゃないかと思う」とフィニッシュシーンを振り返り、「これからが始まり。どんどん大きくなっていく荒竹一真を楽しみにしていただけたら。いつかチャンピオンベルトを巻くことができるように頑張りたい」と高らかに語った。
荒竹は2002年11月22日、鹿児島県生まれ。