◆ラグビー▽リーグワン入替戦第2戦 三重―花園(30日・三重交通G)
1年での1部復帰を目指す花園(旧近鉄、2部2位)は28日、三重(旧ホンダ、1部11位)との入替戦の第2戦のメンバーを発表した。終了間際のラストプレーで逆転され25―29で敗れた第1戦(24日・花園)に続いて先発する元オーストラリア代表SOクウェイド・クーパーは、「まだ、結果が出たわけではない。
テストマッチなどで長年、ハーフ団(9、10番)を組んできた元オーストラリア代表SHウィル・ゲニアとともに今季限りでの花園退団を発表済み。クーパーは「最後のホーンが鳴った時に勝者となっているのか敗者となっているのか、ひりひりするのが楽しい。この瞬間を楽しまないわけにはいかない」とパス、ラン、そしてプレースキックで“有終の美”へと導く覚悟だ。
向井昭吾ヘッドコーチも「ハーフ団はこちらが上。2人が先発で自分たちのストラクチャーを遂行してくれて、チームが落ち着いてきた」と、開幕から3戦勝ちなしだったチームをけん引し、立て直した助っ人に感謝。2戦合計の勝ち点で上回り、昇格を果たして笑顔で今シーズンを終える。