◆明治安田 J1リーグ▽第22節 浦和0―0C大阪(28日・埼玉)

 J1は1試合が行われ、6月にクラブW杯へと参加する浦和は、前倒しとなったホームC大阪戦に0―0と引き分けた。浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「本日の交代は、十分にパワーをもたらすことができなかった。

最後の20分は相手に支配され、ローディフェンスでしのぐ展開となった。体力があるうちはいいゲームができていたが、体力が落ちてゲームコントロールができなくなった」と試合を振り返った。

 前節の名古屋戦は先発7人を入れ替えて敗れたが、この日は4月から5連勝を飾った際のベストメンバーで臨んだ。指揮官は「前半は時間がたつにつれ、ゲームコントロールができていた。相手が作った決定機は1回のみで、前半最後の20分ぐらいはよりよいパフォーマンスができていた」と話した。

 指揮官は「後半はより速くボールを動かし、ライン間を狙ってスピードアップを狙った。立ち上がりはよかった」と語ったが、ペースはC大阪に。その後は11試合ぶりの復帰となったFWチアゴサンタナを後半22分に投入。その後も交代カードを次々と投入したが、流れを引き戻すことはできず。後半36分には途中出場したMF関根のクロスにMF大久保が合わせたが、至近距離からのシュートはクロスバーに嫌われた。

 当然、復帰直後のチアゴサンタナのコンディションはまだ万全ではないが「ポジティブだったのは、チアゴ(サンタナ)が戻ってきたこと。コンディションを取り戻すには時間が必要。

クラブW杯に向け、彼の出場時間を伸ばすことが出来れば」と話した指揮官。ただリーグ戦は2試合消化が多い中で、首位鹿島との勝ち点差は6となった。

編集部おすすめ