J2北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(23)が、戦線復帰への一歩を踏み出した。4月13日に左太もも裏を「人生で初めて」肉離れしたが、28日に宮の沢での全体練習に加わった。
別メニュー期間中は、6月18日の天皇杯・J2大分戦出場を目標にしていた。しかし26日に受けたMRI検査も問題がなかった。汗を流して好感触も得て「今治戦には」と同15日にホームで行われる前半戦最後の戦いに、照準を前倒しした。
闘志を前面に押し出し、主にボランチとして開幕から出場を続けていたが、第9節の水戸戦(4月12日)で一発退場し、チームは1―3で敗戦。翌日の負傷離脱に責任を感じてきた。挽回の時へ「DF面なら守備スイッチを入れるところや球際は継続してやる。攻撃面は見ていてボランチ間の距離があるなと感じた。俺がそこを埋めるイメージはしている」。戦う姿勢を強調した上で「今はやりたいことができてないから隙が多いな、と。
(砂田 秀人)
〇…28日に21歳の誕生日を迎えたDF西野奨太だが、喜びは少なめだった。失点にも絡んだ25日のアウェー・鳥栖戦(1●2)を振り返り「ふがいないプレーばかりだった。良くなかった時の次の試合は重要なので、切り替えてやるしかない」。仕切り直しとなる31日のアウェー・仙台戦へ「上に行くためには絶対に勝たなきゃいけない相手」と3位撃破へ全力を尽くす。