◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 第1日(29日、徳島・グランディ鳴門GC36=6585ヤード、パー72)
ツアー5勝の青木瀬令奈(リシャール・ミル)が5バーディー、ボギーなしの5アンダー67をマークし、トップと1打差の3位につけた。「いろいろと試行錯誤してきた。
2アンダーで迎えた8番で、5メートルのパーパットをねじ込み流れをつないだ。9番パー5でピン手前6メートルを沈め、18番は奥4メートルから下りを決めて、バーディーで締めた。
昨年11月に両足の種子骨(母指球)の骨折が判明した。オフに足の負担を減らすために体重を10キロ落とし、患部を電磁波で刺激する衝撃波治療などを取り入れながらツアーを戦っている。「折れたままは折れたままだけど、3日間とか4日間試合をする分には、ほぼスピードを落とさずに歩けるようになった」。昨季はホールアウト後に痛みのない日はなかった。立っているだけでつらかった。今季はラウンド後に「ちょっとショット練習に行こうかな、とか思えるようになった」ことは大きな前進だ。
ワールドレディスサロンパスカップでは、藤田さいきの優勝争いをグリーン脇で見守った。7歳上の先輩はプレーオフで敗れた後、青木にもたれかかるように倒れ、救急搬送された。