日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で定例理事会を行った。佐渡ケ嶽広報部長(元関脇・琴ノ若)が理事会後に取材に応じ、昨年4月から当面閉鎖となっている宮城野部屋の処遇について、「また理事会を開いて話し合っていく」との方針を明らかにした。
宮城野部屋は元幕内・北青鵬の暴力問題で当面閉鎖との処分を受け、昨年4月から師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)が弟子とともに伊勢ケ浜部屋に所属している。
ただ、伊勢ヶ浜部屋は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が7月に65歳の定年を迎えるため、伊勢ケ浜部屋の継承についても理事会で協議する必要がある。佐渡ケ嶽広報部長は、伊勢ケ浜部屋の継承や宮城野部屋の再興に関する件も含め「全て今後の理事会で話し合いをしていきます」と説明した。