バレーボール女子日本代表は30日、ネーションズリーグ(NL)・1次リーグ第1週(6月4日開幕)の事前合宿を行うカナダ・オタワに向けて、成田空港から出発した。シニアでのデビューとなる18歳のアウトサイドヒッター・秋本美空(みく、姫路)は「試合に出たら、一番若いから声を出して、チームを盛り上げられるようなプレーをしたい」と気合十分だった。
昨年大会銀メダルで世界ランク7位の日本は、カナダ直前合宿を経て6月5日から同国で第1週が始まり、同9位のオランダ、同7日に同10位のセルビア、同8日に同8位のカナダ、同9日に同11位のドミニカ共和国との4試合に挑む。長身185センチのアタッカーは高さとパワーを備えた海外の選手に対して「自分の高さがどれぐらい挑戦できるかな。(NLへ)楽しみです」と胸を躍らせた。
シニアデビュー戦に向けて、“お守り”も持参。12年ロンドン五輪銅メダルの母・大友愛さんから買ってもらったというマスコットキャラクター・くまモンと、仲のいい北川美桜(刈谷)からもらったハローキティのキーホルダーを2つ、リュックに付けた。「姫路のリュックにも付けているもので、その中から好きなものを2つ、付けてきました」と笑顔で明かした。成長著しい大器が、母のエールの思いも背に、代表デビューを飾る。