◆陸上アジア選手権 第4日(30日、韓国・クミ)

 男子800メートル予選で、日本記録保持者の駒大の落合晃(1年)が1分46秒24(速報値)の1組1着で31日の決勝に駒を進めた。最後の100メートルの直線は4番手で入ったが、力強いスパートを光らせて他選手を抜き、首位でフィニッシュした。

 昨年6月の日本選手権(新潟)を制覇し、同7月に日本記録(1分44秒80)樹立。今年4月に駒大に入学し、OBの田沢廉、鈴木芽吹(ともにトヨタ自動車)、篠原倖太朗(富士通)、佐藤圭汰(4年)が在籍する大八木弘明総監督の「Ggoat」にも加入。高いレベルで練習を積む。

 今回のアジア選手権は自身初のシニアカテゴリーでの代表。東京世界陸上(9月)の参加標準記録(1分44秒50)突破を目指す。

 ◇落合 晃(おちあい・こう)2006年8月17日、滋賀・高島市生まれ。18歳。今津中から陸上を始め、22年に滋賀学園高に進学。1年時の全国高校駅伝は2区(3・0キロ)出走。800メートルは2年時に全国高校総体(インターハイ)初優勝。3年時の24年4月に行われたU20アジア選手権優勝。同6月に日本選手権初制覇。

同7月に全国高校総体で1分44秒80の日本新記録をマークし2連覇。同8月のU20世界選手権で銅メダル。今年4月に駒大に進学。165センチ。

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