◆ラグビー リーグワン 1部・2部入れ替え戦 三重 29―19 花園(30日、鈴鹿)

 1部11位の三重と2部2位の花園による入れ替え戦第2戦は、ホームの三重が29―19で勝利。第1戦(29〇25、花園)に続き2連勝とし、昨季に続いて1部残留を決めた。

 先制は花園。前半9分、自陣の大きなゲインから、トライエリア前でボールを持ったSHゲニアが自身で運んでトライ。三重も同19分、敵陣右サイド深くのラインアウトを起点に、フッカー肥田晃季が飛び込んでトライ。キックも決まり7―7と追いつく。花園は24分、敵陣での連続攻撃から、SHゲニアがオフロードパス。WTB木村朋也につながりトライを挙げた。三重は7―14の同30分、SO呉洸太のPGで3点を追加。ビハインドで前半を折り返した。

 後半はホームの三重がペースを握る。3分、敵陣での8次攻撃から、NO8マテーラが逆転トライ。15―14とすると、2分後にはCTBケラーマンのゲインからロックのモスタートとつなぎ、2人で約50メートルを運んで連続トライ。22―14とリードする。

花園の反撃は同28分、敵陣右サイド深くのラインアウトを起点に、左へと展開し最後はBKスフィアが飛び込んでトライ。3点差に迫るが、キックは外れる。

 雌雄を決するトライは後半35分、三重に生まれる。敵陣右サイド深くのラインアウトを起点に、FWで体をあてて前進。最後はCTB岡野喬吾が飛び込んでトライ。キックも決まって29―19とし、第一戦と合わせたリードは14点。残留を大きく引き寄せる。三重は最後まで攻めの姿勢を見せてノーサイドの笛。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたNO8マテーラは「色んな感情があったが、とてもエキサイティングな2週間だった。最後にチームのために勝利することができて、よかった。ファンのみなさんの応援があったからこそ、1部に残ることができた。ありがとうございます」と喜びを語った。

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