◆ラグビー リーグワンプレーオフ(PO)決勝 BL東京―東京ベイ(6月1日、東京・国立競技場)

 ラグビー・リーグワンのプレーオフ(PO)決勝で2季ぶりの優勝に挑む東京ベイは30日、BL東京戦の試合登録メンバーを発表した。チームはこの日、千葉・船橋市内で練習を行い、先発のSH藤原忍が取材対応。

決戦に向け「一瞬一瞬の局面に勝つこと」とポイントを挙げた。

 レギュラーシーズンは1部最少の361失点。昨季王者の相手は総トライ数、得点数ともに最多で強力な「矛」を「盾」で受ける。「どちらも譲らないし、タフな時間が続くゲーム」と藤原。攻守でカギを握るSHは「状況をいち早く理解して、焦らずに自分のパフォーマンスを出したい」と、静かに闘志を燃やした。

 チームはこの日、サードジャージーで試合に臨むことを発表。ファーストジャージーは相手が赤、自チームがオレンジでカラークラッシュを避けるためだが、選手の意向もあり1978年の創部当時のものをまとう。藤原も「すごく嬉しい。今までクボタのラグビーを築いてくれた人のためにもしっかり戦える」と気合い。WTB根塚洸雅は「昔のファーストジャージーを着てチャンピオンになることで、これまでスピアーズを支えてくれた人たちは嬉しい気持ちになる」と気持ちを高める。

 2シーズンぶりの決勝。リーグワン初の2連覇に挑むBL東京の大きな壁となる。

レギュラーシーズンから6連戦目とタフな戦いだが、コンディションは抜群という。藤原は「まずは楽しみたいし、本当に負けたくない」と腕をまくった。

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