◆ラグビー▽リーグワン入替戦第2戦 三重29―19花園(30日・三重交通G)※2戦合計の勝ち点8―1で三重が1部残留、花園は2部残留
1シーズンでの1部復帰を目指した花園(旧近鉄、2部2位)は、アウェーで三重(旧ホンダ、1部11位)との入替戦第2戦に臨み、逆転負けした。前半は14―10とリードも、後半開始5分間で2トライ(G)を献上し、そのまま再逆転できなかった。
この日も花園をけん引したのは、今季限りで退団する元オーストラリア代表コンビ。SHウィル・ゲニアはFW陣を操りながら、自身も果敢に突破をはかり、前半9分には先制トライを奪った。SOクウェイド・クーパーはバックスラインを統率し、キッカーとしても2G。ともに37歳。少年時代にクイーンズランドのクラブで出会ってから、オーストラリア代表チーム、レッズ、レベルズ、花園などで共闘してきた。クーパーは「彼のおかげでここまでやれた。俺たちは塩とコショウ、ナイフとフォークだ」と感謝し、ゲニアも「ストーリーは2人いて完成する。もう同じチームでやることはないだろう」と少し寂しそうだった。
気になる今後について、ゲニアは「正直まだプレーしたいし、やれると思っている。ラグビーが好きだ」と現役続行の意向。
◇入替戦ルール 降昇格は〈1〉勝ち点、〈2〉勝利数、〈3〉得失点差、〈4〉トライ数、〈5〉トライ後のゴール数で決定(〈1〉が同数の場合、〈2〉で決定。以降も同様)。〈1〉から〈5〉で決しない場合、1部チームが残留。勝ち点はリーグ戦同様、勝ち4、引き分け2、負け0、7点差以内の負けまたは3トライ差以上の勝ちで1追加。