ボクシング世界タイトルマッチ後に右硬膜下血腫のため開頭手術を受けた前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(25)=ワタナベ=の容体について、所属ジムの渡辺均会長(75)は30日、ジムの公式サイトで「自発呼吸が可能な状態となりました。回復に向けて良い経過をたどっており、本人も懸命に頑張っています」と発表した。

 重岡銀は24日、インテックス大阪で行われたIBF世界ミニマム級タイトルマッチで昨年7月に王座を奪われた同級王者ペドロ・タドゥラン(タイ)と再戦し、1―2の判定で敗れた。判定結果を聞いた後、コーナーに戻ると意識がもうろうとなりリング上から担架で運ばれ、救急車で病院に緊急搬送された。

 渡辺会長は29日、「容態は小康状態にあり、経過を見守っております」と公表していた。

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