落雷の影響で31日の東京9Rが取りやめとなり、発走時刻が30分遅くなった東京10R・葉山特別(芝1600メートル=16頭立て)は好位を追走したウインアイオライト(牝5歳、美浦・矢嶋大樹厩舎、父スクリーンヒーロー)が押し切った。勝ち時計は1分35秒9(不良)。
管理する矢嶋調教師はレース後に「地下馬道でよけながら待っていたけど、装鞍所でもいつも以上に落ち着いていて、発走が遅れても全然、心配ありませんでした。なかにはカリカリする馬も見受けられましたね」と同馬のイレギュラーに対応した精神力をほめた。
落雷が鳴り響いた9Rの発走予定時刻に待避所で待っていた原優介騎手は「メチャクチャ怖かったです。あのような形で早めに判断していただいたのはありがたかったです」と振り返った。