元幕内・琴恵光の尾車親方の「引退襲名披露大相撲」が31日、東京・両国国技館で行われた。
断髪式では横綱・豊昇龍(立浪)、兄弟子の秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)、一門の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)、タレントのデヴィ夫人ら約270人が挟み入れ、最後は師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。
「最後の一番」は「早く横綱になってほしい」という願いを込めて弟弟子だった大関・琴桜を指名。「自分が15歳で入門して、その時(大関は)小学生だった。あの頃のことが本当にいい思い出だなと思います。当時は(本名の)将且(まさかつ)と呼んで今は大関。成長したというのが実感です。今後は若い子に自分が関取になって幕内で相撲を取った景色を見せてやりたい」と話していた。