31日の京都競馬場のパドックで、最終レース終了後に栗東所属ジョッキー6人(和田竜二騎手、鮫島克駿騎手、田口貫太騎手、吉村誠之助騎手、和田陽希騎手、田山旺佑騎手)によるトークショーが行われた。

 「タートピッ!」関西リポーターの鈴瀬まりあさんと、騎手クラブでファンサービス委員長を務める鮫島駿騎手が司会を兼任し、この日の午前中にファンから受け付けた質問に答えていった。

 圧倒的に年長者の和田竜騎手の第一声「参観日やないか!」でスタート。息子の陽希騎手との関係をたずねられると「乗り方よりも笑いに厳しい」、鮫島駿騎手が質問の書かれた紙が入った箱に手を入れようとすると「へび入ってますからね」などと場を和ませた。

 田山騎手は、初めての給料の使い道に「(同期の)森田(誠也騎手)とご飯に行きました」とカミングアウトし、同じく同期の和田陽騎手がショックを受けて苦笑いしていた。

 田口騎手は「競馬学校でできなかったこと」という質問に「とにかく髪を伸ばしたいですね(笑)。色ですか? 赤ですかね」と答え、会場がザワつく場面も。「ここでボケて」という質問には、司会の鮫島駿騎手から田口騎手が指名され、数十秒考えた結果「すいません…」と妙案が思い付かず、悔しそうな表情を浮かべていた。

 吉村騎手は「乗ってみたかった馬」にイクイノックスを挙げ、好きな女性のタイプには「優しくて料理が好きな人。健康的な食生活を送りたい」とアスリートらしく答えていた。

 最後に「ジョッキーになって一番うれしかったこと」という質問に田山騎手が「お金がいっぱい入ってきたことです(笑)。所属する新谷厩舎の馬(サンライズバブル)で勝てたことですね」と言えば、和田陽騎手は「競馬学校で縛られていたので、しゃばに出られたことです」と父をほうふつとさせるワードセンスを垣間見せ、「勝った時に厩務員さんたちにおめでとうと言ってもらえることです」と付け加えていた。田口騎手が「今ですかね。ジョッキーをやってなかったら、お客さんの前でマイクを持つこともなかったと思うので」と答えると会場から温かい拍手が起こった。

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