◆明治安田J1リーグ▽第19節 G大阪0―1鹿島(31日・パナスタ)
鹿島は前半戦最後の一戦を勝利で飾り、首位ターンを決めた。2017年シーズン以来、8季ぶりとなる。
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前半9分、DFラインでボールを受けたキムテヒョンがルックアップし、左足で相手DFラインの裏にロングキック。FWレオセアラが抜け出し、相手との肉弾戦を制してネットを揺らした。ゴールを決めたレオセアラだけでなく、アシストをマークする形となったキムの周りにも祝福の輪が広がった。
ミスからボールを失う場面もあったが、前節の横浜FM戦(1●3)で課題となった球際の攻防や犠牲心、運動量で相手を上回り、前半を1―0で折り返した。
後半はDF安西幸輝、FWレオセアラが痛みを訴えて交代を余儀なくされるアクシデントに直面。田川亨介、樋口雄太、三竿健斗、津久井佳祐の4枚同時投入で敢行したが、徐々に押される時間が長くなり、カードが残り1枚となったことで次なる一手もなかなか繰り出せず。松村優太投入後もサンドバック状態とも言える我慢の時間帯が続いたが、植田直通、早川友基らの奮闘もあり、クリーンシートで1点を守り抜いた。
前半戦は13勝1分け5敗で折り返し。開幕戦の黒星スタートや3連敗がありながらも、例年以上に順当に勝ち点を積み重ねてシーズンの半分を終えた。